知多蒸溜所に行ってきました。(後編)
さあ、待ちに待った、テイスティングの時間です!
特別にセミナーを開いてもらいました。
目の前には3種類の原酒と知多がセッティングされています。
一つ一つ丁寧に説明してくださる野村さんの話は大切です。
が、グラスの中に入った輝く液体が目の前にあると
飲みたい…呑みたい。
そんな衝動をぐっとこらえつつ まわりを見てみると、待ち切れずにテイスティングする人も。
私は大人なので我慢します!
フライングしたのが
四月末オープン予定の、広・中央店 店長Mリ
だということは誰にも言いませんからー!)
そうこうしていると、正面に映し出された映像には
サントリー・チーフブレンダーの福與伸二氏が!
なんと超豪華!その福與氏の解説でテイスティングを進めていくようです!
テイスティング用の知多原酒3種類は、クリーン原酒、ヘビー原酒、ワイン樽原酒。
まず、クリーン原酒をストレートで。
色は、ほんの少し薄めたジャスミンティー色。
甘みのある香り。
口に含むと、アルコール度数が高いのですが、
最初に甘味を感じ、最後にバニラのような風味を感じました。
それを加水します。
トゥワイスアップという飲み方で、原酒に対し1:1でミネラルウォーターを加えます。
すると、柔らかみのある甘い香りになり、キレを感じる味わいで最後に甘味を感じました。
次に、ヘビー原酒をストレートで。
色はクリーン原酒より少し薄め。
アルコールが真っ先にくるきつめの香り。
味わいもガツンとくる刺激的な印象。
しかし、加水すると香ばしい香りで、
口に含めば穏やかな甘味を感じました。
次は、ワイン樽原酒をストレートで。
色は赤みがかった濃い色。
これは2つとは違い、フルーティーな香りもしつつ何だか複雑な香り。
味わいもどっしりと重たく感じるのですが、決して飲みにくいわけではありません。
加水すれば、フルーティーな香りも更にグラスからあふれ出し、
味わいも果物を思わせる味わいがありました。
私はこの原酒が一番好きな味でした。
最後に知多をストレートで。
色はきれいな黄金色。そして樽の香りを感じる、爽やかで控えめな香り。
口に含むとクセがなくスムース、程よく甘味のある印象で飲みやすさを感じます。
加水をすると、ストレートの時より格段に香りがひらき、
飲みやすい中にも色々なものを感じました。
偉そうにコメントしておりますが、知識不足、経験不足の私個人的な感想なので
間違っていたらごめんなさい。
この知多。一番おすすめの飲み方はハイボール!
サントリーおすすめの黄金比率は1:3。
スッキリ、クセがなくウィスキーが苦手な方もすんなり飲めそうですよ。
そしてなんと言っても和食との相性は抜群です。
天ぷらやだし巻き卵、肉じゃがなどと合わせるといいみたいです。
私は、この日のお昼に食べたひつまぶしを思い出しながら妄想マリアージュ。
美味し~。幸せ~。
この日食べたひつまぶしが本当に美味しかったんです。
ただ、新広店の店長 森という大男は、
味噌カツ食わせろってずっと言ってたみたいですけど。
あんなに美味しいひつまぶしが食べれたのに「味噌カツ味噌カツ」って…
確かに味噌カツも美味しいですけど、
あなたはまず、カロリーを気にしたほうがいいですよー‼
おっと、気付けばおかわりの2杯めを飲み干していました。
うちの社長と専務は、これは和三盆と合わせればおもしろいと言っていました。
わさんぼん?
なんだそれ?って感じの顔をうちの社員大半がしていると、社長の説明がありました。
和三盆とはどうやら、お茶の席で使われる砂糖菓子のようです。
それでも納得していない数名。
「食べたことがないのでわかりません」
言うと思ったーーーーー!子どもか!?
しかし、うちの社長はやさしいです。
今度食べさせてくれるって!やったね!
まだまだ、ここで終わらないのが私たち。
おかわりついでに濃いめの知多ハイボールをお願いしてみました。
これ、美味しいです!!
より知多の味わいを楽しむには濃いめがおすすめです。
サントリーさん、こころよく作っていただきありがとうございます。
このシングルグレーンウィスキー「知多」には色々なこだわりが込められています。
その一つがボトルです。
知多ウィスキーのきれいな黄金色を引き立たせる為に、あえて透明ボトルを採用。
そしてもう一つ
キャップシールは濃藍で、風を描くようなデザインのものが使用されています。
そして、最後になんと言ってもラベルです。
知多の文字は、荻野丹雪さんの書で「多」のはらいは、知多半島の風をイメージされているようです。
見てください!このはらい!
知多半島の風が伝わってくるではありませんか!
風のように軽やかな味わい、優しい香りと甘みが心地よいウイスキーです。
少しでも興味を持ったあなた!
一度は飲んでみてください!!
結構はまっちゃいますよ。
最後に今回研修に参加させていただけたことに感謝。
知多の商品の魅力を知ることが出来たと同時にグレーンウイスキーの奥深さを感じました。
私の中でのウイスキーはストレートかロックで味わうお値段高めのイメージありました。
私と同じような思いのあなた!それはどこかへ吹き飛ばしてください。
気軽に食中酒としても飲めますし、お値段は高いかもしれませんが、商品として店頭に
並ぶまでの製造方法、熟成期間中の品質管理などを知ると、納得のお値段と思えてくるほどです。
この研修をきっかけにサントリーさんの数々の商品も今までと違った見方。味わい方ができそうです。
今回の貴重な経験を住田屋にご来店いただける皆様に、しっかりと発信していけるように頑張ります。
前編後編にわたりお付き合いありがとうございました。
焼山店のオバさんこと 秀川 弥生がお届けしました。