酒庫 住田屋

広島県東広島市、呉市を中心に
7店舗を展開する酒専門店です。

イベント

レトロ?レジェンド? やっぱり美味いブレンディッドウイスキー

(国産ブレンディッドウイスキー飲み比べ)

シングルモルトが引く手数多な昨今。
1つ1つの蒸留所の個性を楽しむのも もちろん面白いですが、
ふと気づいた 愛され続ける国産ブレンディッドウイスキーたち。


しかもそれらの誕生は、
国産シングルモルトの誕生よりも数十年も前のこと。

私たちの店頭には、創業当時から並び続けるウイスキーたちがたくさんあります。😀

そんなウイスキーの味わいやストーリー、楽しさを
お客様へ伝えるには どのような視点が必要か―――

私たちがたどり着いた キーワードは「水割り」です

おじいちゃん、お父さん世代は懐かしい…。
若者世代は、新しい、かっこいい――。
そんな気分になるのではないでしょうか。

トレンドとなっている「昭和レトロ」という言葉にも乗っかって、
今回の企画を検討しました!

そして、、、 実は、飲んだことがない社員も多かったんです🧐

💦これは決行するしかないでしょう( *´艸`)

ということで!
全社員で飲み比べてみましたので、報告します
やるぞー

題して!!
レトロ?レジェンド? やっぱり美味いブレンディッドウイスキー
ブレンディッドウイスキー

【飲み比べ方法】
・ウイスキー1:水3の水割りで比較
・水割りの作り方はサントリーさんのHP参考
・水割り試飲後、自分好み&そのウイスキーに合う飲み方を探る

飲み比べアイテムは下記の10種類です。

※今回は、酒格も異なるため 順位付けは行っていません。


おっと!おっと
イメージしやすいように、商品発売年表を作成してみました!

では!
各アイテムの飲み比べ結果を報告します。


画像の見方を少し解説✨
・個々のコメントを写真付きでまとめています。
・左下の味わいチャートは、住田屋独自のものです。
 「甘み・フルーティ・モルティ・スモーキー・複雑さ・余韻」に焦点を当て、
 今回の10アイテムの中での違いをチャートにしました。
 なお、味わいチャートは、感覚的な印象を形にしたもので、絶対的な数値によるものではありません。

いくぞー
それでは紹介していきますよーーー!

サントリーウイスキーローヤル

今回の飲み比べで さすがの高評価だったのがこちら!
食後にゆったりと くつろぎながら、、水割り。
「少し濃いめ」も美味しいという意見もありました。


サントリーウイスキーリザーブ

“白州 ホワイトオーク樽原酒”をキーモルトとするリザーブ。
やはり連想させるコメントが多かったです。
「水割りも良いけど、ソーダ割だねっ!」との声、多数!


サントリーウイスキーオールド

「和食のために作られたウイスキー」と言っても過言ではない?!
オールドは、やはり水割りが一番!
食事と楽しむときは、少し薄めで。
お酒の味わいを楽しむときは、少し濃いめで。。

余談。。。
季節を選びますが… お湯割りもうまいんですよ!!!うまい


サントリーウイスキーホワイト

水割りでも美味しいんですが…
やっぱりホワイトはソーダ割ですね!
数年前の弊社ハイボール飲み比べレポートで実証済です(^^)

ハイボール飲み比べ

サントリーウイスキーレッド

日常酒として もってこいのレッド!
今回の中では一番アルコール度数が低め(39度)だからか
ストレートやロックの方が解りやすい!という声が多かったです。


ニッカウヰスキー ブラックニッカスペシャル

アナログ、クラシカル、カントリーミュージック、懐かしさ。
いかにも「レトロ」と紐づくコメントが多く出ました。
特有のスモーキーさやふくよかさを楽しむためには、
濃いめの水割りやロック、ハーフロック
がベスト!


ニッカウヰスキー ブラックニッカディープブレンド

「濃厚」「パンチがある」との声、多数。
今回の中では一番アルコール度数が高い(45度)のも要因の1つ。
ゆったりと、深くディープに、大人、なイメージがあるこちらは
ロックや濃いめの水割りでじっくりと(^^)


ニッカウヰスキー ブラックニッカリッチブレンド

コメント欄に様々な果物が出てきました!
「リッチブレンド」ネーミング通りの なめらかさ、コク、甘やかさは
ロックや濃いめの水割りで。


ニッカウヰスキー スーパーニッカ

アルコール43度も関係してるでしょうか?
「スーパーニッカは伸びがある!」「味や香りが薄まらない」
との声が多かったです!
食事と水割り、高相性✨
かつ、ハイボールも美味しい
(^^)


ニッカウヰスキー ハイニッカ

軽やかな味わいで、「水割りおすすめ」との声。
サントリーレッド同様、アルコール度数が低め(39度)のため
ストレートやロックもいけます!


【まとめ】


今回25名程のメンバーで飲み比べを行い、
評価表に記入してもらいましたが…

盛りだくさんのコメントにちょっと圧倒されました(^^)💦驚く

その中、私が1番体感・納得したのは、
・食事には薄め(1:3、もしくはもう少し薄め)
・お酒を楽しむには濃いめ  が美味しい✨ということです。

これはどのウイスキーにも、どの飲み方にも共通すると思いました。

また、コメントの嵐の中 気付いたのは
「飲み方の多様性」。
多様性

サントリーホワイトが誕生したとき 日本人の舌にはなかなか馴染めず、、。
その後、戦後のブームも酒税等の要因もあり
販売量はさておき、質やバリエーションの広がりは限度があったのかと。。。

でも今は、老若男女問わずウイスキー愛好者が増え、
多くの方がテロワールや製法などの情報も取り込み、
ウイスキーの本質を理解して もっと深く愉しんでくださっている。

と、私たちは店頭に立ちながら感じます。

だから、水割りでも
薄めが良い、濃いめが良い。
ハーフロックやトワイスアップも良い。
もちろん ストレート・ロック・ハイボールも。
という声がたくさん出たんだと思います。

特に、複層的なハーモニーが魅力のブレンディッドウイスキーは
飲み方で様々な側面・奥深さが出てきます

赤・白ワインやスパークリングワインのように
料理やシチュエーションに合わせて、酒格にとらわれず、
ウイスキーや飲み方を選ぶ・合わせる時代が来たのではないでしょうか。

レトロって“古”格好良い。
いや、もうレジェンドじゃん。レトロ

END

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